東京サボリーマン糞ブログ。

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7/12

なんだか昨日でだいぶすっきりした。
私は、自分が納得するまでが長いけど、
納得した後の対応力というか、適応能力はかなり高いと思う。
端的に言うと、「もうどうでもいい」ってことに落ち着いたんだね。
なんのこっちゃわからんと思うけど。

ケルアックの「路上」を読んでいる。
「路上」は、ケルアックが自身のヒッチハイク生活をベースにして、
フィクションの旅行記として出した小説なんだけど、
出てくる登場人物は、そのまま現実の人物がモデルになっているんだそうだ。
主人公はサル・パラダイス(=ケルアック)なのだけど、
この中に出てくるディーン・モリアーティ(=ニール・キャサディ)に憧れる。
衝動に正直で、
1つ1つの物事に純真無垢で、
常に先へ先へ進もうとしていて、
人生が感動で満たされている。
すごく本能的な人みたいなんだな。

いまの自分の人生はもちろん申し分なく平和だけど、
でも別に不満がないわけじゃない。
いろんな不満、いろんなストッパーがそこかしこにあるけど、
まぁいいか、と無意識に押し込めてる。
でもそのストッパーが無くなれば、そりゃ最高だよね。
発言に関しても、
行動に関しても、
ストッパーなしの状態を夢想してしまう。
このディーンという登場人物は、そのストッパーが元々ないような人間で、
いつも「いいね!いいね!」と言って、主人公をどんどん人生の外側 = まだ見たことのない新しい世界に連れ出していく。
素晴らしい。
こうなりたい。
まぁ時代もあるのだろうけど。
ストッパーをなくすにはたぶん、
すっごい金持ちになるとか、
すっごい権力者になるとか、
はたまた一文無しになるとか、
結局、そうなる勇気があんのか?って話だよね…。

そうなれないまでも、
あんな風に生き生きと「いいね!いいね!」って言いながら生きていきたいもんです。

オン・ザ・ロード (河出文庫)

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