東京サボリーマン糞ブログ。

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2020/1/30 影。

 昨日、この特別お題を見てて、「勉強法かぁー、最近勉強してないなぁ…」と思ってたのだけど、今朝思いついて、よし書こう!と思ったら、お題終了してるって言う…

 

せっかく思いついたので、書く。

 

*私の勉強法は、TOEICの、特にリスニング対策の勉強法です。

 

 サボリの今いる会社は、応募の際の必要要件として「TOEICスコア:650点以上」というのが挙げられていました。その時点での私のスコアは680点でしたので、クリアはしていたのですが、この際なのでもう一度TOEICを受けてみよう、と思いました。

 

 ただ、単なる「TOEIC対策の参考書」を買って、というのは今までと変わらないため、何か、TOEICのため「だけ」の勉強ではなく、その後にもつながるような学習法はないかな、と思って本屋をぶらついていました。

 

そんな際に思い出したのが、「シャドーイング」という学習法。

 

シャドーイングとは

 シャドーとは、日本語で「影」という意味。シャドーイングは、英語を聞きながら、同時にまねして発音する、という学習法です。影のようにぴったりついていく、ということですね。聞こえてくる英語を、発音や抑揚もそのまままねするように発声するので、リスニング能力とスピーキング能力が鍛えられます。大学の時のALTの先生がおしえてくれたんだっけな…。

 

 これなら、TOEICのリスニング対策にもなる上に、TOEIC試験後の英語使用にもきっと役に立つ!と思い、シャドーイングのテキストを購入しました。

 

 

決定版 英語シャドーイング[超入門]【CD付】

決定版 英語シャドーイング[超入門]【CD付】

  • 作者:玉井 健
  • 出版社/メーカー: コスモピア
  • 発売日: 2008/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 たしかこれかな…。私が購入したものとは表紙が変わってるけど、玉井健さんが作者でしたので、おそらく同じものだと思います。

 

 「今回のTOEIC勉強は、とにかくこれだけやろう」と。シャドーイングはリスニングとスピーキングに特化した学習法ですので、ライティングの勉強は捨てることになりますが、とにかくシャドーイングだけをやってみようと思いました。

 

 シャドーイングは、先に書いた通り、聞こえてくる音を、なるべくそのまま口から発声する学習法です。とはいえ、いきなり聞こえてきたものを発声するのは至難の業、ですから、最初はテキストの文章を眺めつつ、聞くだけ。まだ声は出しません。

 その後、ある程度文章の流れが頭に入ってきたら、なんとなく聞こえてくる音をぶつぶつつぶやいてみます。これをマンブリングといいます。(=mumbling)  munbleとは「つぶやく」という意味。文章の流れ、話者の話すアクセントの位置、抑揚などを、つぶやきながら掴みます。

 そして、ある程度つぶやけるようになったら、今度ははっきりと声に出して発声します。発声のタイミングとしては、聞こえた瞬間、というのが望ましいようです。「遅れは、大きくても0.2秒程度」とネットにも書いてあります。聞こえてくる英語をそのまま発声するように意識します。あらかじめ文章も見ているし、耳からは確実に聞こえているので、頭ではわかっているはずなのですが、細かい部分の発音が思っているよりうまくいきません。繰り返し繰り返し、聞きながら発声。

 この段階を、Prosodic Shadowing = プロソディシャドーイング、というようです。知らなかった…。これはつまり、英文の意味は無視して、ひたすらリスニング+スピーキングを行う、というシャドーイング。Prosodicは、「韻律」という意味らしいのですが、ちょっとまぁ、この辺はうやむやでお願いします…。

 最終的には、このプロソディシャドーイングを行いながら、英文の意味もわかるようにしていくらしいのですが、そこまでやった記憶なし…。

 

*そして効果は

 このシャドーイングを、TOEIC試験までの1か月、毎日やりました。先のテキストにCDが付属しており、それをiPod(その当時)に取り込み、通勤中、家にいる間、とにかくシャドーイング。(あ、でも通勤電車の中では恥ずかしいからマンブリング)

 

 そしてTOEIC試験へ。

 

 シャドーイングの効果は絶大でした。リスニングの問題で、何を言っているのかが、ちゃんと聞こえてきます。今までは、流れてくるものの中で、わかる単語をひろって聞いていた状態だったのが、なんとなくでも、全文聞こえる感じ。

 そしてうれしい副作用としては、リスニング問題が割と解けた感触があると、その後のライティングの問題にも落ち着いて取り組めたのでした。

 

 結果として、TOEICスコアが770点に上がりました。目標としていた800点には届かなかったけれど、前回スコアより90点上げることができました。割合としてはやはり、リスニングのスコアがかなり良くて、リスニング:ライティング=4:3ぐらいの割合でした。

 

 また、シャドーイング学習をしてから、自分の発声・発音についてもより上達したように感じられました。聞こえてくるネイティブスピーカーの発音を真似ていたので、聞こえ方として、ネイティブスピーカーのように発声できているのかな、と思います。また、会社にいる外国の方との会話も、よりスムーズにできるようになったと感じます。

 

*まとめ

 以上、シャドーイングという学習法について書かせていただきました。私はTOEICのための学習法としてシャドーイングを選びましたが、本来は、同時通訳者さんの勉強法だったり、どちらかというと、「話したい」人向けの学習法のようですね。ただ、TOEICの勉強をしていたら、嬉しい副産物もあった、という感じです。

 私はシャドーイングのテキストを買いましたが、特にテキストを買わなくても、例えば、好きな洋画でもよいので、セリフを聞こえてくるままに繰り返してみるとか、題材を好きなものの中から選べる、というのは良い点かもしれません。

 英語を聞けるようになりたい!ネイティブスピーカーのように話せるようになりたい!という人にはぴったりの学習法だと思います★

 

 

 全然本文と関係ないけど、この曲が好きです。

 


ART-SCHOOL Shadow" 影 Live at SHIBUYA AX 2005

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by ギノ