今更ながら「Pretender」。
先日、会社の人たちとカラオケへ行きました。
天使のごとく可愛い女子(25歳)も参加していたので、すかさずOfficial髭ダンディズムの「Pretender」を送信ッ!
見事ボコボコにけなされて終わりました。
あれ、普通の男子が歌える歌じゃないわ…。
てかでも、あの曲の歌詞って、
「風俗嬢に恋した男の話」
って、ツイッターかなんかで見て、「あーなるほどぉ」と思っていたのですけど、
最近、「あーほんとに、自分はクズ男だなぁ。何やってるんだろうなぁ」って思いに至ってからは、なんだかちょっと見方が変わってきました。
この曲って、俺と同じようなクズが、女の子と体よく別れようとしている曲なんじゃねーかなって。
特にBメロね。ポイントはBメロね。
もっと違う設定で もっと違う関係で
出会える世界線 選べたらよかった
もっと違う性格で もっと違う価値観で
愛を伝えられたらいいな そう願っても無駄だから
(「Pretender」歌詞から抜粋)
ここって、結局、「今の自分と彼女ではなかったらいいのにな」ってところでしょ?
それねぇ、ほんとわかるのよ。
今の自分じゃなかったなら、もっとさ、幸せにしてあげられたのにな、って
世の中のクズ男なら、絶対に1回は考えてると思うんです。
「あぁ…なんで俺は俺なんだろう…」って。
でも結局、そこからの
グッバイ 君の運命の人は僕じゃない
(「Pretender」歌詞から抜粋)
だからねぇ…。
いきなりめっちゃ突き放してくるやん。
すげえ鬼畜だなぁ…と。
と、思ってたら、ボーカルの人のインタビューでも、なんかそんなようなことを言っていた。「この男の人も、ほんとに女の人のこと好きじゃないかもですね」みたいな。
なかなかこのあいまいさ加減が、いい歌詞書くじゃない?ってなったね。
初期ミスチルっぽいというか。
ただ、ここの比喩はちょっとなぁと思ったけど。
誰かが偉そうに 語る恋愛の論理
何一つとしてピンとこなくて
飛行機の窓から見下ろした 知らない街の夜景みたいだ
(「Pretender」歌詞から抜粋)
自分にとっては、この比喩こそまったくピンとこないのだけど…。
飛行機でそんなに移動をしたことがないからかもしれないけど、「飛行機の窓から見下ろす夜景」は、ワクワクするものではあるけど、あんまりネガティブなイメージがないんだよな…。この歌詞だと、若干、ネガティブな感じでしょ?
なんか、村上春樹の書いた「春の熊みたいに可愛い」的なピンとこなさ加減。
ただ、歌もうまいし、歌詞もうまいし、クズ男にも響くし、草食系男子にも響くし、なんだか割と全方位無敵やな、と思った次第。
おわりまる。