東京サボリーマン糞ブログ。

音楽。映画。ファッション。サボり。

ドリーム・オブ・ユー。

マキコと僕は歩いていた。

時間は、午後の16時ごろ。

草原の中のアスファルト道を二人で歩いていた。

 

僕はマキコとセックスがしたかった。

マキコのほうがどう思っているかはわからないけど、

僕はマキコとのセックスを期待してここまで来たのだ。

 

マキコは、僕の妻の大学時代の友人だった。

彼女も結婚していて子どもがいる。

僕にも、妻と子どもがいる。

いわゆるダブル不倫ってやつだ。

でも、彼女のほうはもうすぐ離婚するらしい。

とにかく、僕はマキコとセックスがしたかった。

 

だが、彼女のほうはそんなこと関係ないらしい。

分かれ道に差し掛かり、

一方はラブホテルへの道、

もう一方は森に続く道、

彼女は迷わず森へ続く道をたどっていった。

僕が「あ…」と言いかけると、

「なに?」と振り返って僕を見た。

マキコはほっそりしていて顔が小さく、それでいて目が大きい。

その目で見つめられると僕は何も言えなくなってしまった。

 

彼女は、僕より先に歩きながら何かを話していた。

僕に話しかけていたのか、それとも自分だけでつぶやいていたのかはわからない。

ただ、何かを話し続けていた。

「…それでね、私は気が付くと、壁に向かって、手をクロールみたいにして動かしていたの、ずっとずっと。目をつむったまま。暗い部屋の中で、一人で。頭はもう壁にぶつかっていたわ。それでも私は欲しかったのよ、それが欲しかったの。…」

そこで彼女は振り向いてもう一度僕を見た。

僕も彼女のことを見返した。

 

「欲しかったのずっと、この『赤石』が」

 

そう言って彼女は、右手に持っていた赤く光る石を、顔の横まであげた。

僕は、急に彼女が遠くに行ってしまったように感じた。

距離がさっきより開いているみたいだ…。

 

 

という夢を見ました。

だれか夢占ってくださいませ。

 

 

夢十夜 (岩波現代文庫)

夢十夜 (岩波現代文庫)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2020/01/18
  • メディア: 文庫